お客様の質問で一番多いのが「おたくの蜂蜜は非加熱ですか?」
正直言ってビックリするくらいあります。
そしてそのほとんどの方が「アーユルヴェーダでは・・・」と話されます。
弊社ではアーユルヴェーダの事はよくわかりませんのでお答えになるかどうかはわかりませんが、ここで改めて質問に答えます。
そもそも加熱・非加熱と言う定義が国産蜂蜜の中ではないのですが、
まず、ミツバチの巣から分離器を使ってはちみつを取り出します。
(ミツバチの巣から取り出したはちみつ)
それを養蜂場ではメッシュの布で荒漉しして1斗缶に入れます。
そこから各業者でそれぞれの販売用容器に詰めるのですが、荒漉しの状態では蜜蝋や花粉などが異物として見えるので、各養蜂業者、販売業者が最終ろ過をし、ビンに詰めます。
もちろん養蜂家さんが、採れたてをすぐにビン詰めして販売している蜂蜜もたくさんあります。
私がお世話になっている養蜂家さんも移動先の各地域で採れたてをすぐにビンに詰めてご近所の方に販売しています。
毎年それを楽しみにしている地元の方はその時期に1年分を購入されます。
多分その状態が非加熱なのでしょうか?
又、蜂蜜の性質上結晶してしまいます。ビンに詰める際この結晶を溶かさないといけませんので、その時の湯せんの温度は40℃以下ではなかなか溶けません。
かと言ってガンガン温度を上げる製造者もいません。
もちろん結晶しない蜂蜜も花の種類によってありますのですべてがそうとは限りません。
しかしそれが加熱と言うのならば、国内に非加熱の蜂蜜は一定の時期以降はほぼないか、ビンの中で白く固まっているでしょう。
一般的に、外国産は輸入の基準で水分が多いと発酵してしまうので加熱して水分を除去する国があるそうですが、それが加熱ならば国内のものはほぼ非加熱です。
弊社はそれぞれの養蜂場で缶に詰めた物を仕入れます、ビンに詰める段階で湯せんにてゴミを除去してビン詰めしています。
国内のどの業者とも同じように最低限のろ過をしています。(そうしないと苦情の電話だらけです)
完全な非加熱で40℃以下の熱処理されていないものをお探しでしたら、養蜂家さんを訪ねてその場で搾りたての蜂蜜をビンに入れていただくのが一番だと思います。
しかし毎年毎年この手の質問があまりにも多すぎて正直困っています。
そこで、事前予約に限りそんな方々が求めている非加熱の蜂蜜を販売しようと思います。
養蜂場から持ち帰った状態でそのまま荒漉しをしてビン詰めします。
少々の花粉が黒いゴミのように見えますが、それがイヤな人には販売出来ません。時間と手間がかかりますので、数量限定でサイズも1種類のみの販売です。
それ以外の方は現在弊社が販売している商品が蜂蜜としての基準をクリアしていますので問題ないと思います。
2024年度分は6月下旬より販売予定です。